昔の儀式
成人を祝うという成人の日の風習は、昔から儀式として存在していました。
その昔成人の日には、今までの服装を改めて周りに成人したことを示していました。
男子は服を替えて髪の毛を結って冠や鳥帽子をつけました。
さらに今でいう成人式にあたる、元服をして幼名を烏帽子名にするという烏帽子式が行われていました。
女子の場合は腰から下に「裳」という衣服を身につけ「裳着」や、髪を結って上げる「髪上」、歯を黒くする「お歯黒」などの儀式を行いました。
これらの成人の日の儀式は、貴族などの身分の高い人だけではなく一般庶民の村人などの間でも行われていました。
しかしこの成人という基準は、今のように20歳になったらというように年齢で決められてはいませんでした。
昔は1日にこれだけ物を売れたら1人前であるなど、年齢には関係がなくその決められた行為が出来るかどうかで判断されていました。
このような昔ながらの成人の儀式は明治時代以降に衰退しました。
なぜならば明治時代以降には、徴兵制度が始まり男子に兵役が義務付けられたからです。
この兵役をするために徴兵検査を受けなければならず、これに通れば一人前と扱われて成人式の意味を持つようになったからです。